怒り、やりきれない思い
おはようございます
今日の記事は長文です
先ずはお読みください
以下、5/3 Yahoo!ニュースからの引用です
環境省は、自治体が掲げる犬猫の「殺処分ゼロ」の定義を明確化し、
譲渡が難しいケースを除外する方針を固めた。
引き取った人がかまれる事故や感染症の流行を防ぐのが狙い。
今年度に改定予定の動物愛護に関する指針に盛り込みたい考えだ。
2012年に改正された動物愛護法では殺処分がなくなるよう、
都道府県などが引き取った犬猫の譲渡に努める義務が明記された。
これを受け、都道府県や政令市など42自治体が「殺処分ゼロ」を目指して活動。
13年度に約12万8000匹だった殺処分数は16年度には約5万6000匹に減った。
一方で、環境省が集計・発表している殺処分数には譲渡に適さない個体や
保護中に死んだ個体もカウントされるため、完全にゼロにはできない課題も出てきた。
16年度の殺処分のうち、病気や攻撃性を持つことから「譲渡が適切でない」と見なされた犬猫は
約1万6000匹に上った。自治体によっては、「殺処分ゼロ」を急ぐあまり、
動物愛護団体に次々に譲渡し、シェルターが過密状態に陥るケースもあるという。
環境省としては、譲渡が難しい個体の殺処分はやむを得ないとの考え。
東京都など「殺処分ゼロ」を目指す自治体の一部は、既に対象を譲渡に適した犬猫に絞っており、
同省も譲渡困難な犬猫を除いた集計を本格的に実施することにした。
引用終わり
これを読んだ瞬間、怒りで頭がクラクラしました
引き取った人がかまれる事故や感染症の流行を防ぐのが狙い?
譲渡に適さない個体?
あまりの文章に、言葉を失いました
収容時、すでに亡くなっていた場合や、収容後に亡くなった場合等
実際に”殺処分していない犬猫”を、殺処分数から外し
別に統計を取るというのなら分かります
でも、”実際に殺処分する犬猫”を殺処分数から外すというのは
どう考えてもおかしいし、筋の通らない話です
殺すのなら、殺処分数に絶対に入れるべきです
いや、入れなければおかしいのです
殺処分ゼロとは、一匹たりとも殺さない、そんな理念のはず
一朝一夕にそれが達成できるとは思わない
だけど、事実をねじ曲げては、現実を把握することが出来なくなる
数字という形で皆が共有し、把握し、現実を知ってこそ
殺処分ゼロに近づくというのに…
東京都に続き、環境省でもこのようなからくりを利用するとは…
私は、殺処分ゼロは結果であるべきだと思っています
もちろん、大きな目標ではありますが
今の社会や人達の状況のままで、突然殺処分をやめても、持続は難しいでしょう
社会的な意識や仕組みが変わっった、その先に
結果として殺処分ゼロが実現するのだと思うのです
”殺処分ゼロ”という言葉にこだわり
数字に拘泥して何になるのでしょう?
すでにこの基準により、犬の殺処分ゼロを達成!と言っている東京都もそうですが
事情を知らない人達は、殺処分ゼロ=全てを殺さない。と誤解してしまいます
”譲渡に適さない個体”と勝手に判断された命は
殺されたって数には入らない・・・
殺されて当然だから?殺されてしかるべき命だから?
そんなバカな
数字だけの殺処分ゼロを達成したところで何になるのでしょう?
そしてまた、このルールでいくと
譲渡に適さないと判断された犬猫は、いくら殺しても数に入らないわけですから
今よりもより安易に殺すことが出来るようになるのでしょうか…
飼育困難な犬猫は除外
これが”愛護法”に盛り込まれるの?
統計のトリックで達成する、見せかけの殺処分ゼロ
誰のための、何のための、殺処分ゼロなのでしょう?
我が家で今まで保護してきた犬たちは、人に全く慣れていない子や
攻撃性があると言われた子達
こういう子達は、人間の勝手な判断で殺され
そして、数にも入れられない…
こんなことが法律に記されるのを、黙って見ているのは
あまりに悔しいです
何か出来ることはないだろうか…
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郁ちゃんと舞ちゃんは
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