忘れたくないものがある・・・受け継がれるものも・・・
ポンがお空に行って
我が家がシーンとしていた時・・・
ジョジョが我が家にやってきた
突然の滞在者に
バタバタして、頭が真っ白になりながらも
ポンのクレートがあった場所に
もう一度クレートを置き
洗ってしまいこんでいたポン用の毛布を広げた・・・
しまおうと思いながらもしまえず
みんなのお皿の一番上の定位置に重ねたままで
ぼんやりしていると、食事の時
つい、並べてしまっていたポンのお皿に
もう一度ご飯を入れて、ジョジョに差し出した・・・
こうして、ポンのいなくなったあと
ポッカリ開いた淋しさはゆっくりと塞がって行き
ポンの場所、ポンの使っていたもの
ポンのお世話に費やしていた時間と心は
ジョジョに受け継がれていく・・・
でも、どうしても使えない物がある・・・
首輪、そして
ポンがいつも着ていた洋服
今はまだ、どうしても使えない・・・
ポンが着ていた洋服を、引き出しから出してくると
未だにみんな大喜びして飛び回ります
「ポンだ!」「ポンが帰ってきたよ!」と・・・
そして、不思議そうな顔をしてドアや窓の方へ顔を向けるのです
「あれ?ポン、お部屋に入ってこないね・・・」というように
私には洋服に付いたポンの匂いを
嗅ぎ分けることは到底できない・・・
だから洋服に顔をうずめて、ポンのことを思うだけ
でも、まだポンの香りが残っているんだな、と思うと
どうしても使うことが出来なくて、もう一度たたみ直すのです
時と共に変化するものがあっていい・・・
永遠に続くものなんてないって知っているから
でも、忘れたくない物がある・・・
無くならない寂しさもある・・・
でも、悲しいなって思う時間もない・・・
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