繋がった命・・・こたろうの物語


車で10分程の公園にいくようになったのは

マックスが我が家に来てしばらくした頃・・・

この公園は、犬の散歩をしている人が多く

たくさんの犬連れの方とお知り合いになることが出来ました

(保護犬が多いことも意外でした)


そんな中、とても仲良くして頂いている

お散歩友達に、Sさんという方がいらっしゃいます

(ブログに記事を書かせて頂くにあたり、事前に了承を頂いた時

 匿名じゃなくてもいいよ、と言って下さったのですが

 念の為イニシャルだけ使わせて頂きました)


Sさんは我が家の犬達のお友だち、ピコとソックスのお父さん

ピコ&ソックスも、元保護犬です

元野犬だったピコと

2度も捨てられ、虐待で心と体に傷を負ったソックス

Sさんは彼女たちを暖かく見守り

決して叱ったり、声を荒げたりすることなく

やさしさと、愛情だけで素敵な家庭犬に成長させています


Sさんは保護活動をしているわけではないのですが

ごく普通に、行き場を失った子を受け入れていらっしゃいます


でも、実際はそれこそが

動物愛護であり、保護活動ではないかと思うのです

困っている命がいる時、そっと手を差し伸べて

当たり前のように「うちにおいで」と言うことが出来る・・・


前置きが長くなりましたが

本日の記事に入ります・・・


今年の4月のことです

私たちがいつものように散歩をしていると

Sさんがピコとソックスを連れて歩いてきました

その後、ほかのお散歩友だちの人達も一緒に歩いていると

「昨日、夕方散歩に来たら体中ボロボロの犬がウロウロしていてね

 首輪も首に食い込んでいるようだったよ・・・」と

Sさんが話し始めました

ちょうど、その前日我が家は公園に行かなかったのですが

その犬は、お散歩仲間のうちでは話題になっているようで

誰かが通報し、市役所の職員が捕獲に来たようでしたが

その犬は結局捕まらなかったとの事でした


Sさんは、その犬のことを気になさっているようだったので

愛護センターの情報を注意してみてみます、と言って

夜、センターの情報をいつものようにチェックしましたが

それらしい子はいません・・・


それでも、もしも我が家が昨日公園に行っていたら

保護することになっていたかもしれない・・・と

その子のことが頭を離れませんでした


翌日、お散歩でSさんに会うと

別のお散歩仲間の人が

昨日公園からかなり離れた場所で

その子を見かけて保護しようとしたものの

逃げられてしまったらしい、という話を聞きました

「もし、捕まったらうちで引き取っても良かったんだけど・・・」

とおっしゃるので

もしも、愛護センターに捕まった場合は

引き出してくださる方を知っているので

条件に合っていれば、引き出して頂けるかも・・・

と、お伝えし

帰宅後愛護センターの情報をチェックすると


あ・・・この子だ


体中の毛が抜けて、見ただけで皮膚の疾患があることが分かります

成犬よりは、シニアに近そうな年齢

想像していたよりも、ボロボロの姿でした

でも、捕獲された場所の地名から見て間違いない・・・


「捕まってしまったんだ・・・」一瞬クラッとしました

Sさんにお伝えしたら、何て言うだろう?

すでに2頭犬がいるし引き取るのは現実的に厳しいだろうな・・・

そんな事を考えながらも

情報をプリントアウトし

翌日のお散歩の時、Sさんにお渡ししました

情報を一目見たSさんは

「確かにこの子だ・・・」とおっしゃいました

そして、言葉を続けました


「この子を引き取りたいので、ベッポさんの知り合いの方に

センターからの引き出しを頼んでもらえないですか?」


・・・


az22.jpg


私は今まで、このような状態の子を

センターから引き出したいという方に

出会ったことがありませんでした


「出会ったのも運命だと思うから」と、静かにSさんは言いました

az23.jpg


そこで、マーが

アランを引き出してくださったうめめさんに連絡し

その後Sさんとも直接話して頂いて

その子を、無事センターから引き出して下さることが決まったのです


センターからやって来た子は

予想よりも小さく、ガリガリに痩せた男の子・・・

az28.jpg


皮膚の状態はかなり悪くて

痒みも強そうでした

また

パルボのことが心配だったので

Sさんにケージをお貸しし、2週間は隔離生活

(隔離期間中、お外で日向ぼっこ)

az29.jpg


幸い皮膚以外は比較的健康だったので

隔離生活を経て、S家の3頭での生活が始まりました


新しく付けてもらった名前は「こたろう」

写真手前の

左がこたろう、その隣がピコ、その奥の黒い子がソックスです

az21.jpg 


Sさんがセンターからこたろうを引き取ることを決めた時

周囲のお散歩仲間たちにも変化がありました

医療費を負担します・・・とおっしゃった方

リード、ハーネス、食器類一式こたろうのために揃えてくれた人

フードをくれる人・・・

Sさんの温かい気持ちが、周りの人にも通じたのだと思います

az26.jpg


こたろうは現在も通院を続け、症状は一進一退

でも、保護当時に比べれば

同じ犬とは思えないくらい生まれ変わりました


センターの譲渡対象には当然なれず

飼い主が迎えに来てくれることもなく

引き取り希望の人も現れなかったこたろう・・・

普通だったら誰の目にもほとんど触れることなく消える命が

Sさんと出会ったことで、生き続けることができました


お散歩は朝晩車で公園へ

食事は皮膚ケアー用に超プレミアムフード

小まめなシャンプー

そして、惜しみなく注がれる愛情・・・


それらを全部吸収して

こたろうは新しい犬生を歩んでいます

az24.jpg


Sさんは、保護活動をしているわけではありません

ただ犬が好きな普通の人が

当たり前のこととして

助けが必要な命に手を差し伸べているのです・・・


老犬であったり、病気を抱えていたり・・・

センターに収容されている

こたろうのような子は他にもたくさんいます


こんな方が増えたなら

一人一人の人がこんな風に行動できたなら

奪われる命はいつの日か無くなるのではないでしょうか


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tag : 保護犬 里親募集 多頭飼い 譲渡会 栃木

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ベッポ家は ブログを書いているムー(ねえちゃん)とマー(おばはん)・パー(おっちゃん)の3人家族
保護犬~元野犬モモ一家+X の里親探しをしています

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