「あの日」を忘れない
岩手滞在記です
パーの実家に滞在中は
朝晩のお散歩の代わりに
海辺をお散歩しました
ビーチなんておしゃれな感じではなく、浜・・・
三陸特有の、ごつごつした岩場に囲まれた浜です
海岸線に沿って続いていく鉄道の線路
崖に這うように伸びる松の木
海猫やカモメの声
海の色は、濃紺や灰色
私が海、と聞いて思い浮かべるのは小さいころから見慣れた三陸の海
震災から5年たち
がれきは撤去され、船は港に浮かび
でも、決して元に戻らないものもある・・・
目に見える風景、目には見えない心の風景
高い高い防潮堤が築かれ
安心と、安全と引き換えに
海と人々の暮らしとの間に線が引かれました
この工事には賛否両論あったそうです
復興って何だろう・・・
目に見える建物や道路は
お金や労働力があれば建て直せるかもしれない
でも、人の心は・・・?
あの日以来、姿を消した砂浜もあります
そして、決して戻ってこない人たち・・・
失って初めて分かる大切なこと・・・
今はまだ「あの日」と言う言葉で語られるけれど
いつの日か「あの日」を知らない人ばかりになる時が来るんだろうか
忘れたくない、忘れてはいけない・・・
浜を歩いていると浮かんで来るのはそんな事ばかり・・・
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